エゴマフォーラム
田村市

コンバインの問題点!
文・村上守行
報告・日高一輝、紺野敏子、橋本公一

今年エゴマを機械(コンバイン)で収穫した南会西部建設の日高一輝さん(福島県会津若松市)や紺野敏子さん(福島県田村市中山)は油をしぼってみてがっかりしました。 苦い油 になってしまったのです。原因は収穫および調整中に種が 熱を持ってカビてしまった ことでした。エゴマに限らず収穫した穀物の水分が多ければ貯蔵中に熱を発生し変質したりカビたりします。

日高さんたちは2005年10月14日に西会津町にある50アールのエゴマ畑をクボタに委託して約3時間強で収穫を終え、150キロの収穫を得ました。委託料金は4万円でした。右の写真がその時の様子です。ここでの問題は50アール分、ゴミも入って200kg分のエゴマをコンバインのタンクにためて最後にアーム(スクリュー)で軽トラックに出したことでした。トラックに入れた時点ですでにエゴマは熱を持っていました。さらに 品質を悪化させたのがその後の乾燥でした。写真のように網袋に入れて干しました。水分が多いため、たとえ熱が冷めたとしても、今度はカビてしまいます。事実、網袋が白い胞子に包まれていたものがあったといいます。
紺野敏子さんは昨年10月中旬に10アールのエゴマ畑を船引町堀越のソバ刈り組合のコンバインに委託し、最終的に53kgを収穫しました。このコンバインではアームを使わずに籾袋(ビニール網)に刈り取ったエゴマを20kgぐらいづつ入れます。タンクにためなかったので収穫してすぐには熱を持ちませんでしたが、運搬中に少しづつ熱が出てきたようです。紺野さんは収穫したものをその日の内にふるいでゴミや枝を取り除き、納屋にブルーシートを敷き、エゴマを厚さ3cmぐらいに広げて干したそうです。時々かき混ぜながら乾燥させましたが、ところどころ白くカビたようになった所もあったと言います。
一方、橋本公一さん(田村市大倉)はクボタのコンバインで20アールを80分で刈り取り150kgを収穫しましたが、種は苦くなっていないと言います。乾燥をビニールハウスでカンレーシャを敷いて行ったのが良かったようです。
現在えごまはコンバインで収穫が出来るようになりました。そしてこの機械化は広がりつつあります。その際最も注意を要するのは乾燥です。 収穫物に熱やカビを発生させない ように細心の注意が必要です。